ジェルネイルの持ちを良くする甘皮処理の方法
「セルフで塗ったジェルネイルが長持ちしない…」
「ジェルが浮いてきてしまう…」
「きらいなラインをうまくひけない…」
これらは、セルフジェルネイルを行っている方からよく聞くお悩みの声です。
しかし、この悩みも「甘皮処理」をしっかり行えば、解決することができます。
ジェルネイルを長持ちさせるのに欠かせない「甘皮処理」の方法についてご紹介します。
■甘皮処理とは?
甘皮処理とは、爪の根本や表面にくっついている白くて薄いものを取り除く作業です。
この爪表面の根本にある薄い皮のようなものは、「ルースキューティクル」と呼ばれています。
(ルースキューティクルの写真)
ルースキューティクルは、爪の表面についている白くて薄い皮のようなもので、正しい処理をすることで取り除くことができます。不要物なので、取り除いても問題ありません。
この処理は、ジェルネイルに欠かせない大切な下準備で、「プレパレーション」と呼ばれています。
ジェルネイルを長持ちさせるには、正しい「プレパレーション」を行いましょう。
■甘皮処理が欠かせない理由
ルースキューティクルが伸びた状態でベースやカラーを塗ってしまうと、ライトで硬化した後で爪の表面が凸凹になってしまいます。
また、爪の上に直接ではなく、不要な薄い皮の上にジェルを塗ってしまうことで、ジェルネイルが剥がれやすくなります。
カラーを塗る際も、爪の根本のラインに沿ってカラーを綺麗に塗ることができなくなってしまうので、甘皮処理は欠かせません。
■プレパレーションに必要なもの
・お湯
・ボウル(片手が入るサイズ)
・ウッドスティック
・コットン
・ガーゼ
■甘皮処理の方法
⑴ウッドスティックの準備
まず、”コットンがついたウッドスティック”を準備をします。
コットンを2つに割き、ウッドスティックの端の部分を割いたコットンの上でくるくると巻くように動かします。すると、自然とコットンが先端部分に巻き付きます。
(巻きつける写真)
(巻きつけ終わった写真)
⑵甘皮をふやかす
次に、手を38~40度のお湯をボウルに入れ、ふやかします。
ルースキューティクルが強くこびり付いている場合は10分程度、薄い場合は5分程度ふやかします。
(写真)
⑶ウッドスティックで押し上げる
手を取り出し、⑴で作ったウッドスティックで爪の表面にあるルースキューティクルをこするようにプッシュします。根本に向かって押すように剥がすようにします。
(写真)
この時、コットンも少し濡れている方が剥がしやすいです。
強く押すと、爪が傷ついてしまうので、優しく行いましょう。
⑷ガーゼで取る
最後に、⑶で押し上げて出てきた不要物を取り除きます。人差し指にガーゼを巻き、優しく爪表面をこするように動かします。
(人差し指に巻きつける写真)
この時、爪の根本のラインに沿って、人差し指を左右に動かしてこすると、押しあがったルースキューティクルを根本から取り除きやすいです。
(ガーゼでこする写真)
また、ガーゼも少し濡れている方が、取りやすいです。
■ワンポイントアドバイス
・ウッドスティックで押し上げる時、ただ押し上げるのではなく、くるくると左右に爪のラインに沿って押し上げると、まんべんなく綺麗に取れやすいです。
・取りづらい時は、もう一度お湯でふやかすと、取りやすいです。
・最近は、ウッドスティックにコットンが既に巻きついてあるものが売っています。百円ショップなどでも簡単に買えるので、そちらもおすすめです。
甘皮処理は、爪の表面をきれいにしてあげる作業でもあるので、セルフネイルだけでなく普段のネイルケアの時にもおすすめです。
不要な薄い皮を取り除くだけで、セルフネイルの持ちや塗りやすさが変わってくるので、ぜひおうちで試してみてください。